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勝利の10日間

日本の夏の風物詩の一つに“夏祭り”があります。インドではこの雨が少なく気温が下がったこの時期にたくさんのお祭りが開催されます。9月始めにガネーシャチャトゥルティー(ガネーシャの誕生日)があり、9月30日からナヴァラートリーとドゥルガプージャー。10月2日のガンディージャヤンティ、10日間行われるダシェラ(勝利の10日)、その20日後に行われるインド最大の行事ディワリ(日本の正月にあたる)が始まります。

今回はその祭りの一つダシェラを紹介します。ダシェラは、ラーマーヤナという叙事詩の中で、ラーマ王が、さらわれた妻を救いに、現スリランカに遠征に行き、10日目にラヴァナという10の顔を持つ魔神を倒したことを祝うお祭りです。

9日間にわたったヒンズー教の祭りナブラトリ(Navratri)と10日目に行われるドゥッセラー(Dussehra)と呼ばれる儀式で幕を閉じます。

ダシェラの8日目にアシュミタ(8をあらわす)の日にはカンジャクという行事があります。ラーマ王が信仰していたドゥルガー女神に因んで近所の女の子を家に招き、お菓子やご馳走更にお小遣いをあげます。

この祭りが行われている期間は毎日ラーマーヤナ(ラーマー王の物語)をラムリーラー劇として毎晩上演します。

街中では至る所にこの魔神の張りぼてが立てられます。



広場や道路にも張りぼてが立てられます。道を走っていると道路の真ん中に人形を立てる為の穴を掘っていたりします。もちろん無許可です。

人形を作るのは子供たちの仕事。皆楽しそうに作業をしています。まず骨組みを作り、そこに新聞紙を貼り付けます。

そして色づけをします。しかし、そこからが凄い!火薬をつなぎ合わせて、この骨組みの中や外に仕込んでいきます。それも、もちろん子供の仕事。見ている方が怖かったです。





そして、木で軸を作り人形を立てます。

後は紐で引っ張って固定します。これで完成。

顔かたちは作る人たちによって様々です。色使いは日本人には無い様な色彩のセンスで、作る様子を見るのもなかなか楽しいです。

日が暮れてくるといよいよお祭りは最高潮に達します。町の至る所で花火が上がり破裂音が聞こえてきます。

そして、クライマックスはこの魔神の人形を燃やします。





この魔神を燃やすことは、「善が悪に打ち勝つ」ことを象徴と言われていますが、インドの人の話によれば、「悪者を燃やすことは、自分の中に存在する悪やエゴを燃やし去る」ことらしいです。そして悪やエゴを燃やし去ったこの日は、新しいことを始めるのに一番良い日なのだとか。

やはりお祭りはどこの国へいってもわくわくします。小さい頃お祭りの様な楽しいイベントが毎日つづけばいいのに。と、思った事を思い出します。ここでは数ヶ月祭りが立て続けに行われています。子供にとっては夢のような時期ですね。こんなインド生活も楽しいものです。

 

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