たくさんの州とつながる重要な州｜チャッティスガル州

ナマステ！インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です！
今回は、インドの中央部に位置し、多くの州と隣接しているチャティスガル州についてお話ししようと思います！

チャッティスガル州とは
まずは、チャッティスガル州の基本情報について触れていこうと思います。

• 人口：約2,555万人(2011)
• 面積：135,191㎢
• 人口密度：約189人/㎢（単純計算してみました笑）
• 州都：ラーイプル（Raipur）
• 公用語：ヒンディー語、チャッティースガリー語
• 知事：ラメン・デカ (Ramen Deka)
• 首相：ブペシュ・バゲル (Bhupesh Baghel)

チャッティスガル州の公用語は ヒンディー語 ですが、チャッティースガリー語も広く話されています。これはヒンディー語の方言に近い言語ですが、独自の語彙と文法を持っている言語です。

地理的特徴
チャッティスガル州はインドの中央部に位置しており、多くの州と隣接しています。

• マディヤ・プラデーシュ（西）
• ウッタル・プラデーシュ（北）
• オリッサ（東）
• アンドラ・プラデーシュ（南東）
• マハラシュトラ（南西）
• テランガーナ（南西）
• ジャールカンド（北東）

この州は、ヒマラヤ山脈のような高い山脈を持たず、代わりに森林地帯と平野が広がっています。州内にはマハンディ川が流れ、豊かな水源を提供しています。

歴史と文化
チャッティスガル州の地域は、古代から中世にかけて、様々な王朝や文化の影響を受けてきました。かつては、 マウリヤ朝やグプタ朝といった古代インドの大きな帝国の一部であったほか、後にはマールワール王国やヒマーチャル王国といった地方王国も存在しました。
この地域は、トライバル（部族）文化が豊かで、多くの部族が住んでおり、その伝統、習慣、祭りが今でも地域の文化に大きな影響を与えています。チャッティスガル州には、数多くの古代寺院や文化遺産も点在しています。

経済
チャッティスガル州は、主に農業と工業に依存した経済構造を持っています。特に、農業が非常に重要で、米が主要な作物です。
また、チャッティスガル州は鉱物資源が豊富な地域で、鉄鉱石やボーキサイトなどの鉱山が多く、インド国内でも重要な工業地域の一つです。鋼鉄やセメントの生産が盛んで、これらの工業製品はインド国内外で広く流通しています。
近年では、ITや製造業などの新しい産業も進出し、経済の多角化が進んでいます。

まとめ
インドの中央部に位置し、多くの州と隣接している、チャッティスガル州。農業や鉱業を中心とした経済を持ちつつも、独自の文化や美しい風景が観光や地域社会において大きな魅力を持っています。7つもの州と隣接していることで、陸路で移動が可能という点も物流の観点からかなり優位だと言えます。これからインドの物流の発展に欠かせない存在かもしれません。

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