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世界最大の宗教行事|マハクンブメーラー(Mahakumbh Mela)2025



インドの宗教行事

ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
インドではついに!12年間に一度だけの世界最大の宗教行事、マハクンブメーラー(Mahakumbh Mela)が始まりました!
ということで、今回はマハクンブメーラー(Mahakumbh Mela)についてお話ししようと思います!

マハクンブメーラー(Mahakumbh Mela)とは
マハクンブメーラー(Mahakumbh Mela) は、インドのヒンドゥー教の祭りで、最も重要かつ壮大な宗教的集会の一つです。この祭りは、約12年に一度、特定の場所で開催される世界最大の宗教的集会とされています。マハクンブメーラーは、ヒンドゥー教徒にとって特に神聖なイベントで、信者たちはこの祭りに参加して聖なる川での沐浴を行い、罪の赦しや霊的な浄化を求めます。

開催場所
マハクンブメーラーは、インドの4つの聖なる都市(アラハバード、ハリドワール、ウッジャイン、ナシク)で開催されます。これらの都市には、ヒンドゥー教の神話に出てくる、神聖な河川が流れています。マハクンブメーラーは、この4つの聖なる都市で三年ごとに移りながら行われるクンブメーラーというお祭りの最大のお祭りのことをいいます。
アラハバード(プラヤグラジ): アラハバードは、「トライユム」と呼ばれる三河合流点(ガンジス川、ヤムナ川、そして神話上のサラスヴァティ川の合流点)があるため、特に神聖視されています。
ハリドワール: ここでは、ガンジス川が初めて平地に降りてくる場所として、ヒンドゥー教徒にとって非常に重要です。
ウッジャイン: ヒンドゥー教の神シヴァの聖地として知られ、神聖なシプラ川で沐浴が行われます。
ナシク: ゴーダヴァリ川が流れるこの都市も聖なる場所とされています。

起源
このお祭りは、ある神話に基づいています。むかーしむかし、、、
神様と悪魔は喧嘩をしていました。互いが欲しがっていたのは「アムリタ(不死の薬)」。喧嘩の結果、海の中に大きな山を置いて、ヘビを山に巻きつけ、お互いが引き合い始めました。話のスケールが大きすぎますが、用は喧嘩をしていて、もの(山)にロープ(ヘビ)を巻きつけて、交互に両方から引っ張っていたのです。綱引きみたいなこと?火おこし体験を野外学習でしたことがある人ならわかるはず、交互に引くとなると山が回転して摩擦力が生じますよね。そして海からは色々なものが出てきました。(牛もでてきたとか?)そして神様と悪魔のお望み通り、「アムリタ(不死の薬)」も出てきました。この時、「アムリタ(不死の薬)」は、「クンブ(壺)」に入っていました。しかし、激しく引き合っていた両者、そりゃあクンブの中の水も溢れます。この時に溢れた先が、プラヤグラジ(ガンジス川、ヤムナ川、サラスヴァティ川の合流点)、ハリドワール(ガンジス川)、ウッジャイン(シプラ川)、ナシク(ゴーダヴァリ川)でした。「アムリタ(不死の薬)」が流れたことによって、綺麗になり、聖なる川とされました。

期間
クンブメーラーは期間を理解するのがちょっと難しいです。私はこの理解に(ネットリサーチに)2時間ぐらいかかりました。結局社長と一緒にネットを読み漁って理解しました。
クンブメーラーには三つあります。クォータークンブメーラー、アルダクンブメーラー、プーラナクンブメーラー(マハクンブメーラー)です。

クォータークンブメーラー:3年に一度のクンブメーラーです。クンブメーラーで通じるようですが、クォータークンブメーラーともいいます。
アルダクンブメーラー:6年に一度のクンブメーラーです。ちなみに「アルダ」は「半分」という意味です。
プーラナクンブメーラー(マハクンブメーラー):12年に一度のクンブメーラーです。ここまでくるとなんとなく予想がつくはず、「プーラナ」が「完全」という意味です。同じく12年周期のクンブメーラーをマハクンブメーラー(マハ=偉大な)と言うようですが、ソースによってはマハクンブメーラーは144年周期だと言っているものも、、。隣に座っているインド人スタッフはマハクンブメーラー=プーラナクンブメーラーだと思っていました。

イヤイヤ待て待て、まず12と144という数字がどこから出てきたんやとなりますよね。安心してください。それは理解できました。
まず、神様と悪魔の戦いは12日間でした。この神様と悪魔の12日間というのは人間の12年間に相当するものだそうです。そしてアムリタ(不死の薬)が流れたのは四つの川。÷4して3年周期でクォータークンブメーラー、半分のクンブメーラーをアルダクンブメーラーというのです。そうして、12年周期でクンブメーラーは成り立っているのです。
次の問題は144。144には、天体が関係していて、太陽、月、木星、土星が144年に一度しか訪れない配置になるんです。もともと、クンブメーラーは12年周期で行われていますが、これは木星が牡牛座に位置し、太陽が山羊座に入る時期です。この天体の位置は、地上の霊的な力が最も強くなる時期であり、この時期の沐浴が特別な高徳をもたらすと考えられています。そしてここに土星が絡んで、より神秘的な配置になるのが144年に一度なんです。
ほな12と144は別物か、じゃあ、プーラナクンブメーラーとマハクンブメーラーは別ものか、と。ただ、インド人ですら区別が違ったので、チャパティ・ロティ論争的なものだと(勝手に)思っています。ちなみに「今年は”特別な”マハークンブメーラーだよ」と言っていました。
チャパティ・ロティ論争↓
https://indozoomin.jp/blog/Chapati.html

ただ!今年2025年は正真正銘のマハクンブメーラーです!そして144年ぶりという神聖な年には4億人もの人々が参加すると見込まれています。

クンブメーラーの周期のイメージ画像↓

クンブメーラーの周期

まとめ
奥が深すぎるクンブメーラーについてお話ししてきましたが、どうでしたか?起源については少々想像力を働かさなければならないところがありますが、とっても興味深い、ヒンドゥー教の神秘的なお祭りです。今年は四つの中で最も神聖だとされるプラヤグラジでの144年に一度の(特別な)マハクンブメーラーです!たくさんの人が集まるだけあって、迷子も珍しくないのだとか。今回は迷子用のAI(急に現代、IT、インド。)を取り入れるそうですが、気は抜けません。現地に行かれる方は気をつけて行ってきてくださいね!

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今日のヒンディー語
『ブラハスパティ बृहस्पति (brhaspati)』=木星
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