Makar sankranti2025!インドの冬の終わりを祝うお祭り
ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
今日1/14はインドのMakar sankrantiというお祭りです!この日はインド各地で冬の終わりを祝うんです!
Makar sankrantiとは
マカル・サンクランティ(Makar Sankranti)は、インドをはじめとする南アジア諸国で広く祝われるヒンドゥー教の祭りの一つで、主に冬の終わりと春の始まりを迎える時期を象徴しています。特に、太陽が黄道帯の山羊座(Makar)に移動する日として知られています。この祭りは、通常1月14日に祝われることが多く、地域によっては13日や15日になることもあるそうです。
マカル・サンクランティ(Makar Sankranti)と時間の重要性
マカル・サンクランティ(Makar Sankranti)についてサプタムメンバーに聞いていると、なぜか細かい時間について言及する場面がありました。「ん?ちょっと待って、なんで時間決まってるの?」と。実はこのお祭り、時間がしっかり決まっているんです!
2025年は1月14日に行われ、プンニャーカール(祝うのに適しているとされる時間)は午前9時03分から午後5時46分までの間です。マカル・サンクランティ(Makar Sankranti)は、太陽神に感謝し、新しい始まりを祝う神聖な日。午前9時03分に太陽が山羊座(マカル)に移動することによってお祭りが始まります。そして、この日は太陽の北向きの移動(ウッタラヤナ)の始まりを祝うのです。
分刻みで時間が決まっているとは、驚きました。インドはかなり占星術を大事にしているので、それが関係しているのでしょうか。インド人は自然の原理のあれこれをかなり大事にしています。
マカル・サンクランティ(Makar Sankranti)の日に行うこと
地域によって差はありますが、実際に何が行われているのかを見ていきましょう。
1. 太陽神への礼拝:マカル・サンクランティ(Makar Sankranti)は太陽が山羊座に入る日であり、この日は太陽神を礼拝する日とされています。多くの信者は、神社や寺院に行って祈りを捧げ、太陽神に感謝の気持ちを表します。
2. ガンジス川での沐浴:特に北インドやウッタル・プラデーシュ州では、ガンジス川で沐浴を行うことが重要な儀式とされています。この沐浴を行うことで、過去の罪が洗い流され、精神的な浄化が進むと信じられています。
3. 寄付(ダン):この日には寄付が非常に重要視されており、特にゴマ(ティル)やジャグリー、毛布、衣服、靴、食料などを貧しい人々に寄付することが奨励されています。寄付は善行とされ、霊的な成長を促すとされています。
4. 甘いものを食べる:マカル・サンクランティ(Makar Sankranti)の日には、特にゴマとジャグリーを使ったティル・グッド(Til-Gud)(ゴマとジャグリーのお菓子)やキチュリ(米と豆を使った料理)が作られ、家族や友人と共に食べる習慣があります。
5. 凧揚げ:凧揚げは、特にインドのグジャラート州やラージャスターン州で盛大に行われます。太陽の光と新たな季節の訪れを祝うため、人々は空に凧を上げます。また、凧揚げは「自由と希望」の象徴とされ、家族や友人と一緒に楽しむ伝統的な活動です。
6. 家族や友人との集まり:マカル・サンクランティ(Makar Sankranti)は、家族や友人と一緒に過ごす大切な日でもあります。この日は人々が集まり、食事を共にしたり、楽しんだりすることが一般的です。
7. 新しい服を着る:新年を迎える意味も込めて、この日には新しい服を着るという習慣があります。特に、白や黄色といった明るい色の服が選ばれます。
8. 伝統的なゲームや踊り:特にパンジャーブやハリヤナなどの地域では、バングラ(伝統的なダンス)や歌などの文化的な行事が行われます。
9. 新しい始まりを祝う:マカル・サンクランティ(Makar Sankranti)は、新しい季節の始まりを祝う日です。この日は、過去の悪い習慣やネガティブなエネルギーを清算し、ポジティブな変化を迎えるための「新たなスタート」の象徴ともされています。
まとめ
「新たなスタート」と聞くと元旦を思い浮かべますが、自然を大事にしているインドでは、冬の終わりが一つの区切りだと考えるようです。私にマカル・サンクランティ(Makar Sankranti)を教えてくれたサプタムスタッフは、「自然のおかげで作物が採れてこの一年間食べてこられたので、そのことに感謝し、次の一年も作物が十分に採れますようにと願いながら、春を迎える。」と言っていました。ベジタリアンが多いインドでは、他国と比べて作物への感謝の思いが強いように思います。「自然のおかげで生きている」ことを当たり前と捉えないインド人の謙虚さが感じられるお祭りでした。
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『ターラー तारा (taara)』=星
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