19の部族が共存する州|トリプラ州
ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
着々と進めてきたインドの州紹介ですが、ついに最後となりました!トリを飾るのはトリプラ州!(消して「トリ」を狙ったわけではありません。)
トリプラ州について
まずはトリプラ州の基本情報について触れておきます。
- 人口:約367万人(2011)
- 面積:10,492㎢
- 人口密度:約350人/㎢(単純計算してみました笑)
- 州都:アガルタラ(Agartala)
- 公用語:ベンガル語、コクバラ語
- 知事:カプタン・シン・ソランキ(Kaptan Singh Solanki)
- 首相:マニク・サハ(Manik Saha)
面積はインドで3番目に小さい州です。また、識字率は2011年時点で約88%で、かなり高い数値を保っています。
地理的特徴
トリプラ州は、インドの北東部に位置し、バングラデシュと国境を接しています。西側、南側、東側はバングラデシュに囲まれており、北側はインドのアッサム州と、東側の一部はミゾラム州と接しています。また、気候はサバナ気候で、南西モンスーンの季節には豪雨に見舞われます。
歴史
トリプラ州の歴史は非常に古く、州のほとんどがバングラデシュと国境を接しているため、様々な文化や王朝が交わった場所として知られています。
古代から中世にかけて、この地域はトリプラ王国(Tripura Kingdom)の一部でした。ちなみに、トリプラ王国は紀元前1世紀に成立したとされています。この王国は、ヒンドゥー教の影響を受けた地域であり、後には仏教の影響も受けることになりました。
多民族地域
インドは全体的に多民族ではありますが、トリプラ州は特に州内でも多民族・多文化なんです。バングラデシュに州のほとんどが接していることもあり、ベンガル人がかなり多いですが、そのほかにも19の民族が暮らしているとされています。ヒンドゥー教徒が大部分をしめますが、キリスト教や仏教、イスラム教なども存在しています。また、仏教の影響も歴史的に強く、いくつかの仏教遺跡や寺院があります。
経済
トリプラ州の経済は主に農業に依存しており、特に米、ジャガイモ、トウモロコシ、果物(バナナやマンゴーなど)などが生産されています。一方で工業化は進んでおらず、産業基盤が発達しているとは言えません。ただ、識字率は高いので優秀な人材がトリプラ州には眠っているのかなとも思います。
まとめ
さて、今回は全28州をご紹介してきたこのブログですが、今はやり切った気持ちで満ち溢れています。特に北東部は似通った性質を持っているので、「これ、この間も紹介したくないか、?」とこんがらがっていました。とはいえ、最初の方に紹介している州はもう忘れていますね、、。何度も何度も読んで復習しなければ!首都連邦直轄領は全て触れられていないのでまたのお楽しみに。ここまでインド州紹介シリーズにお付き合いいただきありがとうございました😊
日本語対応可能のインド人撮影コーディネーター、日本人取材コーディネーターがリサーチや取材など全てサポートします!お気軽に”日本語”でお問い合わせください。
***********************
今日のヒンディー語
『ウンニース उन्नीस (unnees)』=19
***********************
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【SNSでインドの最新情報を発信中!】
★Twitter
twitter.com/SaptamIndia
★instagram
instagram.com/saptam_international
★YouTube
@SAPTAMFILMPRODUCTIONSINDIA
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー